連休があればとても嬉しいけどいつかは終わるもの。
だんだん仕事する日が近づいていると
仕事に行くのがしんどいと思う新入社員の人が
多くなっていると感じたことがありませんか?
特に自分が先輩や上司という立場であれば
連休明けに新入社員が仕事がしんどいので
休みますとか最悪辞めますっていう言葉があるととても困りますよね?
気合いだ!とか根性で乗り越えろ!
など根性論は今の若い人には通じない。
じゃあ、どうすればいいのか?
ということについて心理学の知識を
踏まえつつ話をしていこうと思います。
私のことを少しお話しさせてもらうと
病院で10年勤務している医療従事者で
後輩指導や学生指導を毎年取り組んでいます。
それではまいりましょう。
GW明けの新入社員が仕事辞めたくなる理由。
最近の傾向から3つの問題があると
考えています。
生活リズムが変化している
仕事のミスしないか不安になっている
一つずつみていきます。
緊張の糸が切れかかっている
4月に新しく就職してから約1ヶ月。
就職したばかりなのでおそらく
研修モードで実務的な仕事よりは
オリエンテーションのような説明が多かったのではないでしょうか。
会社の理念であるとか方針であるとか
実際に仕事についたら任される仕事の内容であったりと覚えることがたくさんあると思います。
先輩であれば経験豊かなのでどれも当たり前にできることも多いですが
新人となるとそうはいかず、どの仕事を優先的にしていいいかわからず
緊張と不安が高まっている段階ですね。
それでもなんとか1ヶ月は継続できるのですが
ここで5月の大きな連休に入ります。
ここで一気に緊張の糸が切れかかってしまい
連休明けに仕事にいくのがしんどいと感じる
新入社員の人が増えていきているのかなと体験からそう思っています。
生活リズムが乱れている
連休に入るということは仕事が休みなので
生活リズムに大きな変化が起こります。
例えば仕事があるときはなるべく早く寝て
朝も遅刻しないように起きるというリズムができていますが
休むが続くと夜遅くまで起きていて昼過ぎまで寝ているという
学生の時のような時間感覚に戻ってしまっていることが多いです。
この生活リズムの乱れが精神的に不安定になり
連休が開ける直前になると
仕事に行くことがしんどくなるという傾向があります。
仕事でミスしないか不安になっている
連休が続くことで仕事に戻った時に
ミスをしないかが不安になるパターンです。
連休前まではできていたことが忘れていたり
抜けていたりして、ミス続いてしまうのではないかという不安になってる状態です。
特に一度できていたことが連休明けにミスが続いて指導されると落ち込む新人も多いですよね。
私が指導してきて感じる連休明けの新人の特徴です。
そしてここからはその対処法についてです。
けっこうシンプルなことばかりですので
実践しやすいと思います。
ここもポイントは3つです。
生活リズムを整えていく声かけ
簡単な役割を与えること
少しでもできていることを褒めること
ひとつずつ見ていきますね。
生活リズムを整えていく声かけ
これは朝の出勤時の様子で判断します。
すごい眠そうであったり
前にも増して緊張している様子であったり
というのが見られたら
連休はどんな過ごし方をしたのか聞いてあげることです。
もちろん先輩や上司から聞かれたら
緊張するかもしれませんので話題提供くらいの感覚で聞いてみる。
聞くだけじゃなくて自分のことも少し開示すると安心して言えるかもしれませんね。
乱れているようであれば1週間くらいで
少しずつ戻していくように助言してあげるのが
比較的効果があるように感じています。
簡単な役割を与えること
やはり連休明けで何をしていいのか分からないと感じている新人さんは多いので簡単にできる役割を与えてみることです。
例えばコピーであったり簡単な事務仕事であったり
明確でわかりやすくてそれほど難しいない役割が良いです。
やはり何をしていいかわからないときに簡単な役割とか
仕事があると落ち着きついてきますし
だんだんその仕事モードになっていきます。
少しでもできていることを褒めること
そしてできている行動については褒めることです。
自分のしていることが何かの役に立っているという感覚はとても重要です。
特に新入社員は緊張して不安がいっぱいなので
自分が先輩の邪魔になっていないかを気にしてしまう人がいます。
そんなときに先輩や上司から言われた役割をこなし
それが認められたときに安心感を覚えます。
自分の今やるべきことが明確になると
意欲もでてきますし自分の立ち位置が見つかったような感覚もでてきやすくなります。
まとめ
GW明けの新入社員が仕事辞めたくなる理由と対応策について
書いてきましたがいかがだったでしょうか?
連休明けはどうしてもしんどさを感じやすいし
特に新入社員だと自分の役割や立ち位置が不明瞭なことが多いのでストレスに感じやすいと思います。
昔なら気合いや根性とだけ言っていればなんとかなる時代もありました。
確かに一部気合いや根性もいる場合もありますが
それ以外の選択肢を先輩や上司はもつべきです。
多様性を認めつつ、受け入れことは受け入れ
しっかりと伝えないといけないことは指導をする。
このメリハリが大切だと私自身も指導していて感じています。
何か参考になれば嬉しいです。
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