この季節になってくると新人教育をしている人は多いのではないでしょうか。
そして、この新人教育というのがとても難しいと感じている人もまた多いと思います。
私も医療業界で働いていますが、学生指導から新人教育まで行うことがよくあるので、本当に頭を抱えることが多いのが現状です。
それでも試行錯誤しながら伝えてきた中でこの伝え方だと理解されにくいというのが分かってきたので今日はその伝え方の問題についてシェアしていきますね。
この記事は、新人の教育を任された先輩であるあなたに少しでも新人さんに伝え方の参考になればと嬉しいです。
それではまいりましょう。
抽象的な伝え方と具体的と具体的な伝え方
まず伝え方の問題に入る前にここは前提で知っておいてほしいので書きますね。
新人さんに教育するときは具体的に伝えることと抽象的に伝えることがあると思います。
例えば、出社したらまず準備することなどはとても具体的に伝えることができます。
しかし、お客様の相談や、先方との商談となると具体的に説明するのが難しく、どのパターンでも対応できるような抽象的な伝え方にならざるを得ません。
ここが新人さんを教育するときの難しさの一つになると私は思っています。
抽象的なことを言ってもすぐに対応できる新人さんは「センスがある」「見込みがある」などと感じることがありますが、一方で全然見当違いな解釈をする新人さんも実際にはたくさんいるように感じています。
抽象度が高いことを伝えると解釈にも自由度が上がるので新人さんは期待値以上の成果が出たり、逆に期待を大きく下げる成果にもなり得るわけです。
つまり先輩であるあなたは
この考えが非常に重要です。
新人教育が疲れやすい2つのパターン
それがこちらです。
1つずつ見ていきましょう。
1,指示が抽象的で期待が具体的
このパターンで教育される新人さんはあなたに仕事を「丸投げされた」と感じやすいです。
新人さんは具体的な指示を期待しているときあなたがに抽象的に「好きにしていい」あるいは「自分の思うままやってみたらいい」というとどうしていいか混乱します。
そのためなかなか新人さんが行動に移せないパターンになりやすいです。なかなか新人が動かない。という状況になりやすく疲れを感じやすくなりやすいですね。
2,指示は具体的だが期待が抽象的
このパターンは新人さんが「自由にしたい」「好きにさせてほしい」と感じているのに1から10まで具体的に伝えてしまっているパターンです。
先輩であるがあなたが新人さんを過剰に心配してしまい、あれもこれも伝えてしまっている感じです。先輩でああるあなたは善意で伝えているのに新人さんには「めんどくさがれる」ということでこれもコミュニケーションエラーに繋がりやすいですよね。
まとめ
新人教育が疲れるのは指示の伝え方に問題があるということで書いてきました。
伝えるほうもかなりの時間を割いて教育しているので、少しでもお互いに疲れが少なくなるように関わっていけたらいいですよね。
具体的と抽象的という考えは細谷功著「具体 抽象」トレーニングという本を参考にしました。より詳しく知りたいかたは本書を読んでみてくださいね。
コメント